墓石事例集.27「保元寺の本小松石」
○月□日 猛暑の折
私どもでは、ターゲットに対する対処法、戦術を以下の四分類に括って考えるようにしています。
奈良時代(宝亀元年・西暦770年)に総建され、東京都内でも数少ない古刹(古寺)といわれる保元寺。
古(いにしえ)は都鳥鳴く隅田川に面して、当初は通称「妙尾の石浜道場」と呼ばれましたが、平安時代(保元元年・西暦1156年)に、時の後白河天皇の勅許の下に、年号を寺名として、改称されました。
時宗の宗祖・一遍上人も、修行にこの古刹に宿泊された由など、久遠の歴史が続いています・・・。
白く肌を刺す
といったような、梅雨明けの陽射しのこの日も、ご担当石材店様にご準備頂いた陽射し除けパラソルが無ければ、私たち自身に変質現象
が?とさえ思われるほどの暑さでした。
本案件の本小松石(安山岩系)の墓石は、経年によるサビ色変色に加えて、コケ、カビなどの地衣類付着の繁盛によるダメージが各所に見受けられました。
拝石、外柵周りも含め、3基のご用命になり、1日あたり1基を目安として、3日間にわたっての「ケア」となりました。
施工前 施工後
川より示現した観音像を祀ったのが始まりと伝えられる、浅草の浅草寺(せんそうじ)界隈は、仲見世のにぎわいを抜けると、バイリンガル、トリリンガルなテイストの国際都市が現れます。
暑さの中の作業を終えて一息、シャワーを浴びて夕刻の街をそぞろ歩き出向いてみます。
数多くのいわゆる著名人・芸能人を含む、両の手跡が銅版に刻まれている公会堂の入り口に止まり「さて、私は一体誰の手に近いのかしら・・・!?」と、あっちこっちの両の手を当ててみるのでした・・・。合掌
※ 石材呼称は、御影石、大理石、ライムストーン等の通称に従います。
古いお墓の経年劣化、諦めないで下さい。綺麗に磨きます!
ご先祖様代々のお墓を綺麗にお守りします。