建築石材の実例集.3 「御影石の油垂れ除去」
なんとも悲しい出来事が、これでもかと、この国には続いて起こっています。
私たちの職場に関して、事もあろうに「霊園を荒らし、墓石を破壊する」などとは。それも200基以上を・・・。 破壊された数々の墓石を映し出したテレビの映像には、思わず目を覆いたくなります。
今をときめくTVコメンテーター氏が「バチが当たりますよ、きっとね!」などと、隣の女性キャスターの同意を強く求めていたのが印象的です。これも、そうしたこの国の歪な姿のひとつなのでしょうか。
さて、とある開校間近の大学キャンパスのエントランス。
御影石バーナー仕上げの床に突如、広範囲にたっぷりと、しかもたった1日で現れた大きな油ジミ?。
誰が何の目的でわざわざこういうことをするのでしょうか?ゼネコン監督氏も、首を傾げるばかりです。
恐らく鉱物油では、と推測するものの詳細まではわかりませんが、とにかく早急にケアーです。
施工前 施工後
- ホコリを取り除きます。
- 油ジミ専用除去剤を繰り返し塗布し、反応をチェック。
- ケミカル効果を促すために熱を加え除去剤に混入、
シップしてラップで時間を置きます。 - 吸着剤を除去し、清水で十分に洗浄し、乾燥します。
「田中君、ちょっとうかがいますが、今歩いている二十一世紀とは、どんな世の中でしょう」。
晩年の司馬遼太郎は「二十一世紀に生きる君たちへ」の中で、私たちに尋ねています。
例の事件のように、破損したお地蔵様をあらぬ場所に投げ出したり、明らかにハンマーなどで割ったと思える墓石を道端に放置するなど、正常な心理ではとてもなせぬ業に、「いったいどんな世の中になる」と答えましょうか。
「人間は自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている」のです。
これも同書の言葉ですが、あれはきっと「バチ」が当たりますよ・・・。
※ 石材呼称は、御影石、大理石、ライムストーン等の通称に従います。
建造物の外壁や床などの経年劣化、綺麗に磨きます!
今まで、落ちなかったシミや黒ズミの劣化汚れ・油性スプレーなどの落書きも消します!
石材洗浄はリフォームするより、早く安くお手軽です。
まずは、石材クリーニングの実績 → 施工事例集をご覧下さい。