建築石材の実例集.8 「床(大理石)光沢研磨」
総合アミューズメントビル・・・。
我々の世代ではレジャー施設と言った方が通りが良いのかもしれませんが、各種飲食店からゲームセンター、それに街中、特に中京圏の街中の風景ではお馴染みのパチンコ店なども加わる、総合飲食・娯楽施設とでも申しましょうか、そんなアミューズメントビルの改装でのことです。
このビルの全面リニューアルを請け負ったゼネコンの責任者氏はその屋内の現状を見て、「ハタ」と考え込んでしまいました。
エントランスの床に大理石から御影石までをきれいにデザイン貼りした、メイン道路の端正さをどうリニューアルで生き返らせるか、についてです。
経年によってかなり劣化させられた、いわゆる獣道に光沢は既になく、引っかきキズ、欠け、様々な汚れなど、「これでもか」と言わんばかりの悲惨な様相を呈しています。
「何とか再生再生できないものか・・・」と始めた試行錯誤から依頼した、現場専任石材店からの相談でした。
今回は建物リニューアル時における床石研磨による光沢再生施工です。
施工前 施工後
- 埃をよく除去し、必要個所を養生
- 清水でよく洗浄
- ダイヤモンドポリッシャーにより研磨。
研磨用のディスクパッドは低い番手から始め、順次7工程ほど施工し、最後にバフィングを施す - 研磨施工後、今後のケアを考えて、浸透性の保護剤を塗布
さて、こうした研磨作業の際には、気をつけなければならないことがあります。
各番手のパッドごとに散布する清水の量、ポリッシャーへの加重加減、それから1工程を終了するごとにしっかりとバキュームを使って水分を吸引することをお忘れなきよう。
光沢再生の施工が完了し、大理石と御影石のデザイン貼りの床には住時の光沢が蘇りました。
さらに、天然素材の床貼りならではの美しいデザインの妙までも、垣間見る事ができるようになりました。
「よぉ〜っしゃぁ、これだよ、これ。こうでなきゃ!」と、ゼネコンの責任者氏は施工が完了した床をつくづく眺めながら丁寧に最後の養生を施し、店舗リニューアルオープンデーに向けて満を持しての準備を再開したのでした。
※ 石材呼称は、御影石、大理石、ライムストーン等の通称に従います。
建造物の外壁や床などの経年劣化、綺麗に磨きます!
今まで、落ちなかったシミや黒ズミの劣化汚れ・油性スプレーなどの落書きも消します!
石材洗浄はリフォームするより、早く安くお手軽です。
まずは、石材クリーニングの実績 → 施工事例集をご覧下さい。